2009年 04月 06日
プレーオフに向けてのチーム分析、その2 |
シカゴブルズ
今シーズンこのチームがプレーオフに出れるとは正直思ってませんでした。(まだ確定じゃないけど)
去年までとは一転、チーム作りの方針を180度変えたジョンパクソンGM。
まず最初の着手は昨シーズン、ディフェンシブチームのシンボル的な存在であるベンウォレスの放出です。見返りに得たドリューグッテン、ラリーヒューズはともにすばやいパッシングゲームに対応できる選手であり、ベンウォレスにない物を持ち合わせています。
さらに昨オフのHCの変更です。
更に今シーズン、アルゼンチンのナショナルチームのチームメイトたち(ジノビリとか)からボーエンizmを継承している気がするAノシオニの放出、見返りに得たのはシューターとして開花したジョンサーモンズです。
僕の読みとしては、デリックローズを獲得した時点でチーム作りを彼中心に切り替え、他選手は放出して1からチームを作り直すのでは?ベンゴードンも結局放出なのでは?
と思っていたのですが、
シーズン入ってからもジョンサーモンズを獲得する動きを見る限り、今の形を母体に作って行くのか?と思ってしまいます。
デリックローズとプレーポジションが被り気味であるベンゴードンも結局留めるのでは?とか思ってしまいます。
ベンウォレスだったりノシオニだったりといった好ディフェンダーを次々と見切ってシューター過多なチームを作る事が吉と出るのか?
はたして、、
ジョンパクソンが何を考えてるのか?
多分それまでのスコットスカイルズ(前HC)のディフェンシブなスタイルは古いと考えているのではないでしょうか?
これに関しては何が正解なのかは分からないですが、成績が去年下降して言ったのはスカイルズのシステムが古いせいではなく、単純にチーム内でのコミュニケーション不足などによる人間関係の方が深刻だったのでは?と思います。
まぁ何にしてもHCを変える事は正解だったとは思いますが、スタイルまで180度変えるのは僕も驚きなのです。
何でここまで一気に変える必要性があるのか?意味不明です。。
まぁしかし手順は的確です。
デルハリスをアシスンタントコーチとして迎えた所です。
デルハリスと言えばラン&ガンです。
個人的に印象深いのはシャックがレイカーズに移籍したばっかりの頃のレイカーズです。確か96年かな?
レイカーズの三連覇を支えたオーリーやデレクフィッシャーはもちろんコビーももちろんいたし、エディージョーンズやエルデンキャンベルやニックヴァンエクセルと言った面々です。引退直前のスコットスカイルズもいました。
ヴァンエクセルを中心にまだ若いシャックもガンガン走ってました。エディージョーンズが評価を上げたのもこの頃からでした。
まぁそんなデルハリスですが、、、
肝なのはあくまでアシスタントとして迎えた所がみそなのです。
デルハリスはもうかなりのご老体。時代の変化に順応できるほど脳みそは柔らかくありません。。
そこでHCにはビリーデルネグロという若い人材を宛がい、デルハリスの戦術だけを提供してもらい実際指揮するのは別人物っていう状況を作ったわけです。
実際、現在のブルズはデルハリス一色と言ったスタイルですが、細かい所でのディフェンダーの使い方(ノアの使い分け)に関してはデルネグロの判断による所が大きいでしょう。
ジョンパクソンGMの狙いとしては、
ビリーデルネグロを一流のラン&ガンスタイルのHCに仕立て上げることではないしょうか?
しかし勝つためには必要なディフェンダーが欠けているような、、、切り過ぎたのでは??と思うのです。
ジョンサーモンズはノシオニを見限ってまで獲得するべき駒だったのか?と思うと疑問が残ります。。
まぁ一番ビックリなのはシーズン途中移籍にも拘らず、ジョンサーモンズは加入後チームで一番プレーしてるッちゅーことです。。
コーチ陣に相当気に入られているのか??
確かにリーグ入り当初はPGをしてたしその辺のユーティリティ的な部分が気に入られてるのかは分かりませんが。。
プレーオフではセルツかマジックとあたる可能性があります。。
両チームとも優秀なビックマンがいるチームな訳で、このシューター過多のチームが一人のビックマンに粉々にされないか、不安に思うのです。。
ある意味、ノアにとってはビックチャレンジでしょうけどね。ある意味彼はブルズの生命線です。
あーブラッドミラーもいるんだった!タイラス的なアスリート系もいるんだった。。イヤー分からんなぁコレは(ノω`*)
結論から言うと
ジョンパクソンやること大胆すぎ!!
この一言に尽きます。
by madu19811101
| 2009-04-06 06:16
| nBa